革をなめす技術に優れた
ウォルソールで馬具工房として創業
ロンドンから約200km離れたところに位置する都市ウォルソール。革をなめすのに必要な石灰の採掘が行われていたことから、馬具作りが盛んに行われていた。隣接する工業都市バーミンガムが発展し、輸送手段として馬の需要が増したことから1875年、サミュエル・コックスとホワイトハウス氏が馬具工房として創業。
ホワイトハウスコックスの小物における代表的な素材のブライドルレザー。
表面だけではなく、中までロウがしっかりと染み込んだ馬の鞍用の革です。伝統的技法を守り抜いている本場英国でも、究極のブライドルレザーを作ることができるタンナーは唯一一社のみ。
ホワイトハウスコックスはこのファクトリーのブライドルレザーのみを使用しています。堅牢な革は使い込むほどに味わいと美しさが増してゆきます。
ホワイトハウスコックスは1875年に産声を上げました。イングランド北西部の町ウォルソールでホワイトハウス氏とコックス氏によって創業。19世紀、産業革命の隆盛とともに皮革産業が盛んとなり、ホワイトハウスコックスも黄金期を迎えます。
ブランド誕生から約150年経った現在も、機械に頼らず、作業の多くを手仕事によって行なっています。
ホワイトハウスコックスが永い年月を経て、人々に愛され続けるのも、手仕事ならではの温もりが感じられるからこそでしょう。
ロンドンから約200km離れたところに位置する都市ウォルソール。革をなめすのに必要な石灰の採掘が行われていたことから、馬具作りが盛んに行われていた。隣接する工業都市バーミンガムが発展し、輸送手段として馬の需要が増したことから1875年、サミュエル・コックスとホワイトハウス氏が馬具工房として創業。
ホワイトハウスコックス社は、堅牢なブライドルレザーで仕立てた馬具を英国軍に納めていた。こうした乗馬用品の製造から、第一次世界大戦をきっかけに一般消費者へ向けた革小物の生産をスタートさせる。高度な手仕事によって生み出された製品は上流貴族の間でたちまち話題となり、鞄やブライドルレザーで仕立てた丈夫で機能的に優れた小物が評判を呼ぶように。
1940年代以降、第二次大戦後の馬車から車の普及へと移るに従い、強靭な“ブライドルレザー”を革小物へ落とし込み本格的に展開が始まる。落馬による危険から人命を守るために馬具製造に用いられた馬具用のブライドルレザーは耐久性と堅牢性に優れ、それを馬具の域を超えて財布や鞄などの革小物に落とし込んだのは非常に画期的な試みであった。
綿密な手仕事によるホワイトハウスコックス製品の品質が英国王室にも認められ、1980年以降、エリザベス女王に愛犬コーギーの首輪やバッグを献上。ペット用小物に惚れ込んだラルフローレン氏をはじめ、ホワイトハウスコックスの小物が話題となる。ブライドルレザーは手入れをすることで年月とともに美しさと趣きが増し、唯一無二の存在感を放つものへと変化をしてゆく。持ち主とともに成長していくホワイトハウスコックスの製品は英国紳士たちによって愛され続ける存在に。
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